山本益司郎先生の諸手取呼吸投(体の動きで投げる)のご指導18です。
山本先生は諸手取呼吸投(体の動きで投げる)について次のようにご説明されたことがありました。
「(自分の手を取りに来る)相手の癖は、たくさんある。
持たれたときに相手の癖を十分理解するということである。
(相手が)スーッと(取りの手を取りに)来て、この場合は(1枚目の画像)、そのまま下へおりればいいだけである(2枚目の画像)。」
山本益司郎先生の諸手取呼吸投(体の動きで投げる)のご指導18です。
山本先生は諸手取呼吸投(体の動きで投げる)について次のようにご説明されたことがありました。
「(自分の手を取りに来る)相手の癖は、たくさんある。
持たれたときに相手の癖を十分理解するということである。
(相手が)スーッと(取りの手を取りに)来て、この場合は(1枚目の画像)、そのまま下へおりればいいだけである(2枚目の画像)。」
山本益司郎先生の諸手取呼吸投(体の動きで投げる)のご指導17です。
山本先生は諸手取呼吸投(体の動きで投げる)について次のようにご説明されたことがありました。
「(相手に)手を持たせて、(剣先を)前へ出す。
歩きながら手は柔らかくスーッと(前方へ)伸ばす。
(それから)剣先を迎えに行く(迎えに行くと上がる。下記画像)。
自分が入り込んでいくという感じである。」
山本益司郎先生の諸手取呼吸投(体の動きで投げる)のご指導16です。
山本先生は諸手取呼吸投(体の動きで投げる)について次のようにご説明されたことがありました。
「(相手に手を)持たせて、(自分が)動きながら前へ(伸びる)。
もう一回(自分が)柔らかく(入って上がり、呼吸投。下記画像)。
それぐらい柔らかく(両手を使う)。」
山本益司郎先生の諸手取呼吸投(体の動きで投げる)のご指導15です。
山本先生は諸手取呼吸投(体の動きで投げる)について次のようにご説明されたことがありました。
「(相手に手を持たれて、止まって)ここで一生懸命やっているというのは、居着いているのである。
(止まっているではなく)ここでスッと(動く。下記画像)。
(剣線を)伸ばして、伸ばしたところへスッと(入る)。」
山本益司郎先生の諸手取呼吸投(体の動きで投げる)のご指導14です。
山本先生は諸手取呼吸投(体の動きで投げる)について次のようにご説明されたことがありました。
「(相手に手を持たせるとき)「エイヤー、スッ」と動いているのである(下記画像)。
このとき、足だけでなく、剣先で「スッ」と入っているのである。
そこで上がっている。
だから(自分は)自由自在に動いているということである。
それが(自分が)楽だということである。
(そうであるにもかかわらず)自分が(筋肉で)固まって、居着くと死に体になってやってしまっている。
「居着かずに」というのはこういうことである。」
山本益司郎先生の諸手取呼吸投(体の動きで投げる)のご指導13です。
山本先生は諸手取呼吸投(体の動きで投げる)について次のようにご説明されたことがありました。
「(自分の)剣がスッと柔らかく(前方に)伸びている。
だから、片手取四方投で剣先を伸ばせというのは(指導するのは)こういうことである(下記画像)。
だから(剣を持っていなくても)手が自由自在に伸びたり、縮んだりするのである。」
今週の中崎道場の稽古(5月12日(火)、5月14日(木)、5月16日(土))は、先週に引き続き休止となっています。 ご注意下さい。
さて、紹介のコーナーです。
週刊ヤングジャンプで連載された漫画「EVIL HEART」です。
かつて合気道探求にも紹介されていました。
連載途中で打ち切りになりましたが、その後書下ろしで3冊(3巻分)出版されるという異例の作品です。
家庭と心に問題を抱えた中学1年生の男の子ウメが合気道に出会って、成長していく物語です。
ヤングジャンプですが作者は女性で、連載にあたって実際に本部道場に通われたそうです。
以前、女性の道友に勧めたところ、「ウメは私だ!」と号泣したと言っていました。
ショッキングなシーンもありますが、いくつかの社会問題をテーマにした傑作です。
合気道も作者なりに研究されています。
漫画の見せ方として一級品の場面もあります。
あまり有名でないことが残念です(まあ、打ち切りになるぐらいですから商業的には・・・)。
でも、Amazonなどのレビューをみれば、名作との評価です。
合気道がやりたくなるとのレビューもありました。
山本先生に読んで頂いたところ(先生が70代の頃)、いい作品ということで、もっと漫画で合気道を紹介できないかと考えておられました。
「あんた、漫画書けんのか?」と言われたこともありました(笑)
メディアの力は凄いですもんね。
いまは電子書籍で読めます。
DMMなら、あさって水曜日までポイント還元で実質半額ですね。でも、5、6巻がありませんのでご注意を。
EVIL HEART 1 - 男性コミック(漫画) - 無料で試し読み!DMM電子書籍
アマゾンなら電子書籍で5、6巻もあります。
山本益司郎先生の諸手取呼吸投(体の動きで投げる)のご指導12です。
山本先生は諸手取呼吸投(体の動きで投げる)について次のようにご説明されたことがありました。
「(剣が上がるとき)極端にいえば、相手の手がもっと先に(前方に)ある。
そこなら(相手が)上がってくる。
(相手の手が前方に)伸びている。
(相手は)伸びたら上にあがるしかない。
(だから)その辺に自分の剣先をスッと持って行くと上がるのである(下記画像)。」
山本益司郎先生の諸手取呼吸投(体の動きで投げる)のご指導11です。
山本先生は諸手取呼吸投(体の動きで投げる)について次のようにご説明されたことがありました。
「(持たせた)手を使っていることは違いないが、仕事はしていないということである(下記画像)。
体を動かす。
(体が)前後左右に動く。
前後に(いまは前に)どんどん動く。
剣先から動く。
剣先が上がって、剣先を落とす。」
山本益司郎先生の諸手取呼吸投(体の動きで投げる)のご指導10です。
山本先生は諸手取呼吸投(体の動きで投げる)について次のようにご説明されたことがありました。
「パチーンッと(諸手で)持たれたら、(剣先が下から)ビーンッと動き出して、スーッと下りる(投げる。下記画像)。
グッと持たれても、相手は動き出してしまって、下りる。」
山本益司郎先生の諸手取呼吸投(体の動きで投げる)のご指導9です。
山本先生は諸手取呼吸投(体の動きで投げる)について次のようにご説明されたことがありました。
「(持たせたところではなく、自分の剣の)剣先が動く。
持たせたところを動かそうとしてもしょうがない。
剣先が動くのである(下記画像)。」
山本益司郎先生の諸手取呼吸投(体の動きで投げる)のご指導8です。
山本先生は諸手取呼吸投(体の動きで投げる)について次のようにご説明されたことがありました。
「(諸手で)持たせて、イチ、ニ、サン、シで(四歩で)投げる。
三歩歩いてもいい。
(歩いて)相手の向こう側へ行ってしまう。
「エイッ」で(投げる。)。」
緊急事態宣言も5月31日まで延長となりました。
現在、数日前から「山本益司郎先生の諸手取呼吸投(体の動きで投げる)のご指導」のテーマで当ブログに掲載しています(なお、このテーマはまだ完結ではありません)。
このテーマは、前半で紹介しましたが、ひとり稽古でもしていただける稽古だと思います。
木刀を使ったひとり稽古です。
木刀(剣)を「振る」のではなく、自然に落ちてくる木刀の重みを感じる稽古です(もちろん、山本先生のご指導では剣を振るときにも重みを感じるのですが)。
上下の呼吸です。
自分の右手に相手が諸手取をしてきているイメージで、体の稽古をしていただいてもいいと思います。
GWも終盤ですが稽古休止中でしょうから、もしお時間あれば。
過去のひとり稽古の記事はこちらです。
① 研修会道場の各道場の稽古休止とひとり稽古 - 合気道研修会道場の稽古生のページ
② 今週の中崎道場の稽古休止とひとり稽古とサムハラ神社 - 合気道研修会道場の稽古生のページ
このような時期で、皆さん本当に大変だろうと思います。
本ブログに毎日アクセスしてくださって、感謝いたします。
毎日更新するモチベーションになります。
道友の皆さん、お互いがんばりましょう。
今週の中崎道場の稽古(5月5日(火)、5月7日(木)、5月9日(土))は、先週に引き続き休止となっています。 ご注意下さい。
さて、紹介のコーナーです。
こちらは、若手の合気道家にはあまり知られていないかもしれません。
王さんの師匠である荒川コーチの著作です。
昭和55年(1980年)出版で当時980円だったみたいですが、最近のAmazonでは古本で2万円以上でした。
すごい高騰ぶりですね。
国会図書館には蔵書としてあるようです。
大阪市立図書館にはないみたいですね。
関西では京都に国会図書館の分室(関西館)があるので、読めるかもしれませんね。
君は王貞治になれるか (山手書房): 1980|書誌詳細|国立国会図書館サーチ
5、6年前に入手できたので、山本先生にも読んでもらいました。
山本先生は、荒川コーチが合気道を学んだことで王さんに指導したことはもちろんご存知でしたが、この本は初見とのことでした。
山本先生は「なんや、よう合気道のことを書いてるやないか」と驚いておられました。
荒川コーチは悩んだときは師である大先生によく相談されたそうです。
また、師弟のあるべき姿も書いておられます(大先生と荒川コーチ、荒川コーチと王さん)。
私たちも、山本先生から師弟のあるべき姿をたくさん教えて頂きました。
荒川コーチに連れられて王さんが大先生のお見舞いに行ったとき、大先生は、初めて会った王さんに「キミは名人の相をしている。眼を見れば、分かる」と言われたそうです。
すごいですね。
「一本足打法の極意は(合気道である)」という章のタイトルまであります。
荒川コーチによると、偉大な王さんのようになるためには、「合気道」ということなんですね。
山本先生は、合気道は一流の人材を作るのだと以前からおっしゃっていました。
合気道は、社会のリーダーを作ると。
もし最寄りの図書館で出会えたら、ぜひどうぞ。