山本益司郎先生の四方投です。
山本先生は受けがグッと拳を固めて動きにくいときの四方投について、次のように説明されました。
相手がグッと拳を固めたとき、ここからだと（相手の外からだと相手が）動きやすい。（切り口懸かり口の）懸かり口ということである。中心があって、ここから（相手の腰の後ろ辺り）から動き出す。
（動きながら）そしてだんだん中心へ接近していく。そうすると（取りは）力を入れる必要はない。そのまま（相手の手は）上にあがっていく。
（取りの）前の方の足はつま先を開く。この足（取りの前の方の足）から軸が上がっている。（取りが反転すると）その軸がこの足の上に（後ろだった方の足に）来る。そうすると（相手は）完全に崩れている。（手を）そのまま静かに下ろせば良い。
