山本益司郎先生の片手取呼吸投です。
山本先生は、合気道について次のような説明をされたことがあります。
「個人ではない。自己ではない。自己中(自己中心的)にならないということである。
部屋中が上がって下りてくるだけである。だけど相手をちゃんと見ていないといけない。スーッと手を伸ばしたまま下りるわけである。
相手を押さえつけるのではない。(相手の)裏をとって投げるとか、そういう世界の合気道は駄目ではないかと思う。」
山本先生は、創意工夫は堕落につながる場合があると言われ、厳しく律しておられました。