山本益司郎先生の肚(水晶玉)のご指導です。
山本先生は肚(水晶玉)について次のようにご指導されたことがありました。
「(自分の)肚になんとなく水晶玉が入っているとイメージする。
初めは細かい水晶玉にしなくてよい。
(いまは)大きめの水晶玉である。
そこに(宇宙の)全てが吸収されている感じである。
植芝盛平先生が「宇宙を我が腹中に収め」と言われたものである。
宇宙から入ったものが出たり入ったりするのである。
宇宙から来ているのでどこにでも行けるのである。
それは上にも下にも行くのである。
それが剣の素になっているのである。
手(剣)の動きの素である。
それが動くから(相手は)落ちる。重みそのものが動いている。
そうすれば相手は崩れる。」