山本益司郎先生の呼吸法と引力についてのご指導3です。
山本先生は呼吸法と引力について次のようにご指導されたことがありました。
「(持たせた)手が上がっていなくても、動く。手でものを動かそうとしない(下記画像)。
(合気道はいわば)ハリー・ポッターの世界である。ハリー・ポッターは自分の心(の状態)によって魔法がかからなかったりする。
心の問題、意識の問題がある。霊主体従(である)。
重みが上からドーンと落ちてくるのである。止まらないで動けば動く。上がれば上がる。下げれば下がる。重力の自在性を理解するのである。
そのために自分の体がどうあるべきかである。非常に楽、一番楽な形である。嘘をつかないということである。
相手の隙を突くのではない。正面堂々とである。自分の欠点もさらすのである。相手の全ても寛容に観るのである。」