山本益司郎先生の呼吸法と引力についてのご指導11です。
山本先生は呼吸法と引力について次のようにご指導されたことがありました。
「受けは(手を、拳を)固めて構わない。
(取りは受けの手に両手で触れて)そばに柔らかく一歩寄る。
そのとき(取りは)自分の手が脇にちょっと着くようにする(受けから離れない。脇を締める)。
(取りは)肩をダランと下ろす。
それで上を見て、足の裏をみるように下を見る(下記画像)。
もし(相手が)動かなかったら、(取りは)1歩、2歩動く。
(相手の腕に)触れて仲良くている感じである。
一体になっている。
(相手を)落とそうと思わない。
第三者が動いている感じである。
(それなのに)どうしても持ったところ(を動かそうとしてしまう)。」