山本益司郎先生の呼吸法のご指導3です。
山本先生は呼吸法について次のようにご指導されたことがありました。
「相手が来るから合わせただけである。
そうすれば相手の欠点が表に出てきただけである。
持たれたところはすごく楽しい(ところである)。
持った方も楽しい。
それがスーッと行ってしまうのである。
何ら筋肉的な圧力はかかっていない。
だから合気道なのである。
筋肉で行うと合気道の基本的な志がなくなってしまう。
(先人の著作には)そのように書いてあると思う。
それをどう具体性にするかを行っていないのである。
大先生のお弟子たちの述べられた本をみても、大先生の手を持ったときに、誰も固いとは言っていないのである。
フワフワだったと。
感覚的には、包まれてしまう感じである。
それはそうである。そのまま肚の中に入れられてしまうのである。
肚の中に吸い込んでしまう(呼吸投。下記画像)。」