山本益司郎先生の呼吸投(当たる)のご指導5です。
山本先生は呼吸投(当たる)について次のようにご指導されたことがありました。
「(入身で)スーッと入ればできるわけである。
だから大先生の手を持ったとき、固くなかった、柔らかかったとどのお弟子も言っておられるのである。
戦前のお弟子も柔らかった、吸い込まれるようだったと言っておられるのである。
投げられるとき、痛くもかゆくもなかった。
でも投げられていたと。
それが何かということをいつも考えなくてはいけないと思っている。
(相手に手を)持たせたとき、力を入れると引っかかってしまう。
これでは力の強い方勝ってしまう。
そうではなくスーッと入る(下記画像)。」