中崎道場の稽古は、先週に引き続き休止となっています。 再開する場合は告知させていただきます。
さて紹介のコーナーです。
「天狗芸術論・猫の妙術」
佚斎樗山(いっさいちょざん)著
著者は江戸時代の談義本作家の祖だそうです(武士ですが剣術家ではないそうです)。
著者は剣術家ではありませんが、剣術の達人から教えを乞うのが好きで聞き及んだものを自得しようとしたとのことです。
山本先生はこの著作を「猫ちゃん(の本)な」と親しみを込めて呼んでおられ、高く評価されていました。
復刻された植芝吉祥丸先生の「合気道のこころ」にも、この本は引用されていました。
談義本作家の祖の著作ですから、大変読みやすいです。
剣術家でなかったから、当時の達人たちもついつい話しやすかったのかなあなんて想像してみました。まあ著者が禄高300石の身分の高い武士だったからかもしれませんが(笑)
研修会道場では、植芝盛平先生の口述本2冊のを奨励されていましたので、通じるところを感じたものです。
現在も手軽に入手できます。