山本益司郎先生の坐業諸手取呼吸投のご指導26です。
山本先生は坐業諸手取呼吸投(あるいは片手取)について次のようにご説明されたことがありました。
「(相手が取りの手を取りに)来たときに、相手の肘が曲がっている。
そのぐらいの感じである。
(相手が取りの手を取りに)来たときに、スーッと入るから、上下関係が出来ている。
(自分と相手が)一つになっている。
だから(相手は)落ちるのである(写真30)。
(相手の肘を)曲げよう曲げようとしても曲がらない。
吸い込むと勝手にその形(肘が曲がる形)になる。
難しいかもしれないが、その辺をどう会得していくかである。」