山本益司郎先生の体を自由自在に動かすことのご指導12です。
山本先生は体を自由自在に動かすことについて次のようにご説明されたことがありました。
「これは重力のエネルギーと、筋力ではなくて動きである。
アインシュタインのE = mc²(イー・イコール・エム・シー2じょう。特殊相対性理論)のようなもので筋力ではなくてもっと大きなものが使えるのである。
手を使わなくていい。
(体が)固まって、手を使っても仕方がない。
スーッと(体を)柔らかく(下までおろす。)。」
山本益司郎先生の体を自由自在に動かすことのご指導11です。
山本先生は体を自由自在に動かすことについて次のようにご説明されたことがありました。
「気持ちがスッと上に上がっている。
基本的に(イチッで入ったとき、剣で切り上げるので)上がっている。
(たとえば)エレベーターが上がったのが、(ニッで)一歩入りながらエレベーターが地下へドーンッと下りて行く(体当たり。下記画像)。」
山本益司郎先生の体を自由自在に動かすことのご指導10です。
山本先生は体を自由自在に動かすことについて次のようにご説明されたことがありました。
「イチッ、ニッで入ったらいい(体当たり)。
相手の早さを(捉える。1枚目の画像)。
一番いいのは、剣でちゃんとエイッ、ヤ―と入っていく(切る)。
(イチで入るとき)切り上げている。
(イチッで)切り上げて、(ニッで)入っている(切り払らう。2枚目の画像)。
それで投げている。」
山本益司郎先生の体を自由自在に動かすことのご指導9です。
山本先生は体を自由自在に動かすことについて次のようにご説明されたことがありました。
「(相手が切れる場所に)その場所にスッと(入る)。
だから間合いをどう考えているかということである。
相手との触れ方である。
まずは、身体が自在に動くことである。
自分が自分の身体を自在に動かせなかったら面白くないであろう。
(体当たりは)この辺まで入ってしまう(下記画像)。」
山本益司郎先生の体を自由自在に動かすことのご指導8です。
山本先生は体を自由自在に動かすことについて次のようにご説明されたことがありました。
「(相手の)正面打に当たる(場所である)。
その場所でないと(相手を)スッと切れない。
一教でも同じである。
その場所でないと切れない(下記画像)。」
今週の中崎道場の稽古(4月21日(火)、4月23日(木)、25日(土))は、先週に引き続き休止となっています。 ご注意下さい。
さて、紹介のコーナーです。
山口哲先生の著作第一巻、巻1です。
合気道「道と術 理と業」
-山口清吾先生伝-
出版される前、私が山口哲先生の著作の原稿があることを知ったのは、平成19年10月のことでした。
秋晴れの土曜日、山口道場の近くのイタリア料理店のテラスで、稽古後に美味しいランチとワインを頂いているときでした。
もちろんすぐに拝読したいと思いましたが、出版の予定は未定とのことでした。
山本先生にお伝えすると、大変驚かれ、喜んでおられました。
私が東京での生活を終えて大阪での稽古に復帰してからも、山本先生は、まだ出版されないのか、いつ出版されるのかと何度もお尋ねになって、とても心待ちにされていました。
ある年の偲ぶ会に山口哲先生が来阪されたとき、出版前の著作の原稿と写真の入ったIPadを山本先生にお見せになったことがありました。
山本先生は大変興味深そうにご覧になられ、短時間でしたが山口清吾先生の画像を見られたことで山本先生はとても嬉しそうでした。そんな山本先生を見て、私もとても嬉しく思いました。
山本先生は、山口清吾先生を追い続けておられました。
山本先生は、山口清吾先生と最後にお会いになったときのお話をよくされておられました。
山口清吾先生とお二人のとき「山本さん、これが合気道だと思うんですよ」と言って示された衝撃を、いつまでも追い求めておられました。
山口哲先生が、山口清吾先生からの口伝を著されました。
山口哲先生の著作は、合気道山口道場のHPからお求めいただけます(合気道 山口道場, 山口清吾先生, 合気道 山口 WEB, 他)。
山本益司郎先生の体を自由自在に動かすことのご指導7です。
山本先生は体を自由自在に動かすことについて次のようにご説明されたことがありました。
「体捌きである。
小太刀でも持って切れるところで入る(1枚目の画像)。
「(相手に)切ってよー」と(いう切れるところで)入っていくのである(2枚目の画像)。」
」
山本益司郎先生の体を自由自在に動かすことのご指導6です。
山本先生は体を自由自在に動かすことについて次のようにご説明されたことがありました。
「(以上のような)そういうことを理解する。
合気道にはそういうところが多分にある。
身体を自由自在に動かす。
(身体を固めて)力任せにしないということである。
だからどんなに太い剣で、パーンと弾いてきても、(こちらが)柔らかければ、(弾かれた)剣はスッと回る(下記画像)。
強い力に対して何ら逆らう必要がない。また負ける必要もない。
自在に動かすのである。」
山本益司郎先生の体を自由自在に動かすことのご指導4です。
山本先生は体を自由自在に動かすことについて次のようにご説明されたことがありました。
「下がる(下記画像)、上がる、下がる、上がる。
力が入らずに、重みが上がったり、下がったりする感覚をつなげることである。
(足の力の)圧力を使うのではない。
(そうでなければ)相手を動かして相手のエネルギーに乗って自分が勝つ、相手を動かして勝つ(ことはできない)。」
山本益司郎先生の体を自由自在に動かすことのご指導3です。
山本先生は体を自由自在に動かすことについて次のようにご説明されたことがありました。
「(体当たりのように)相手の横にスッと入ってしまう(下記画像)。
(相手が)真正面から来たらヒュッと入ってしまう。
このときに、意識は(座頭市のように裏剣で)剣を払う感じである。」
山本益司郎先生の体を自由自在に動かすことのご指導2です。
山本先生は体を自由自在に動かすことについて次のようにご説明されたことがありました。
「正面打でいいので、身体が自由に動くために、スッと入って(体当たり。下記画像)。
体当たりのように相手を落としてしまう。」
山本益司郎先生の体を自由自在に動かすことのご指導1です。
山本先生は体を自由自在に動かすことについて次のようにご説明されたことがありました。
「だから(前記の片手取呼吸投の場合だけでなく)、(相手の)正面打が来たときでも、スッとは入れるぐらいである(下記画像)。
そういう感覚を持たないと(いけない)。
体が自由に動くということ、それが大事である。」
山本益司郎先生の片手取取呼吸投4です。
山本先生は片手取取呼吸投について次のようにご説明されたことがありました。
「上へあがれば、(手は)あがる(下記画像)。
(相手の手が)触れたとき、持たれたときの動き方である。
グッと持たれたときに、止まってから動くのでは(遅い)。
それでも(相手を)動かすことはできるが、多分、遅いと思う。」