山本益司郎先生の内外のご指導2です。
「柔らかいということは、凄いエネルギーを使うことが出来るということである。
持たせたところが「内外」の中心(すなわち「内」)だとすれば、(「外」である)先(木刀の切っ先)が動くように(木刀を)持たなければならない。
(木刀の)持ち方があるのである。
これが手の内である。手の持たれ方である。
木刀を振るときも、むやみに振り回すのではなく、まず(剣で)切ることよりも手の内、相手と自分との関係を作るのである。
だから二人取のときも(木刀の切っ先が、自分の肩口の先に)入ってくれば、(相手が)入ってくるのである(上記画像)。持たれたところが入ってくるのではない。(木刀の)先が入ってくるのである。相手とぶつからないように向こうが(切っ先が)動くのである。」
さらに続きます。