山本益司郎先生の呼吸投(呼吸法)のご指導81です。
山本先生は呼吸投(呼吸法)について次のようにご説明されたことがありました。
「(相手に持たせようとする)手の位置ということである。
手は何気なく出しているように見えるかもしれない。
しかし、(その出した手で)剣を持ったらこうなり、わずかに手が下を向けば切っ先も下がる(切っ先の位置が変わる)。
腰を引いたらさらに下がる。
この位置関係をどこかで自分で(理解しなければならない)。
剣を持っていなければ見えないが、剣を持てば分かる。
(徒手でも)それを理解しなければならない。」