山本益司郎先生の呼吸法と引力についてのご指導8です。
山本先生は呼吸法と引力について諸手取呼吸投で次のようにご指導されたことがありました。
「(自分の手を、相手に諸手で)グッと力一杯に持たれて、このまま動こうとしても、(相手と)ぶつかってしまう。
(相手に諸手でグッと持たれて)ニュートラルにどうなるかということである。
一番ニュートラルになるのは、2が一つになるということである(2人が一つになる)。
相対の(二つの)エネルギーが一つのエネルギーに変わる。
そうすれば二人が動き出す。当たり前の話である。それを愛のエネルギーという。
(相手にグッと持たせて)そのエネルギーの中に自分が入り込む。
そうすれば動き出す。
これを原理にして、その法則から外れないように(行う。下記画像)。
法則から絶対に外れない。
それが志である。嘘をつかないということである。
それを、ああでもない、こうでもないと器用に(創意工夫して)カンニングしたがるのである。
カンニングしても絶対に正しい答えは出ないということである。」