山本益司郎先生の坐業諸手取呼吸投です。
山本先生は、翁先生のことをとても勉強されておられました。
山本先生は意識を使って体を使うことも、霊主体従であると言われておられました。
山本先生はこのように(合気)呼吸のご説明をいろいろな方法でしてくださいました。
山本先生は一霊四魂三元八力にもよく言及され、晩年には三元を用いて自分の周りの空間、相手との間合いの説明をされておられました。
山本先生は翁先生の口述本二冊をとても大切にされ、稽古中よく引用されておられました。ですので、我々稽古生も山本先生に追いつくべく数え切れないぐらい何度も拝読いたしました。
山本先生は手の力でやるのではなく、意識を使って行い、また、重みの活きを意識するのだと言われました。
山本先生の合気道は手の力ではないので、坐業呼吸投のときのこの写真の姿勢も、とても自然で美しかったです。