山本益司郎先生の後受身です。
山本先生が後受身について、背骨を痛めないようにとご自分で見本を見せてご指導されたことがありました。このとき山本先生は80歳を超えておられました。
また、前受身についても柔らかく回るようにとご指導されました。
別の機会には次のように説明されたことがありました。
「(正座をしてお辞儀をしてみて)お尻を少し上げたらいい。お尻が上がるので、それで前回り受身を取ってみる。それが受身である。受身は筋肉を使っていないのである。重力を使っている。だから重力を使って回れるだけの体を作る。格好つけて受身自体を作らないことである(作った受身をしてはいけない)。受身をするときは重力で落ちるつもりで回るのである。」