山本益司郎先生の合気道の呼吸のご指導2です。
山本先生は合気道の呼吸について次のようにご指導されたことがありました。
「これが愛の呼吸の原点である。相手を引きつけるとか、相手を和するとかである。
(力を入れたり、固まったりすれば)植芝盛平先生のエネルギーは使えないのである。
どちらの道を進むかは合気道をするときの心の覚悟の問題でもある。
相手を吸い込む呼吸である(下記画像)。
これは引っ張っていない。
合気道の愛とか和のエネルギー、動きはどういうことか(ということである)。
吸収して、ひゅうっとまとまる。まとまるとこうなる(上下へ)。
体をまとめる、吸収するために体をどう作るか、鍛え上げていくかは、筋肉を鍛えるより大変なことである。
呼吸法の原点である。」