今週の中崎道場の稽古(5月5日(火)、5月7日(木)、5月9日(土))は、先週に引き続き休止となっています。 ご注意下さい。
さて、紹介のコーナーです。
こちらは、若手の合気道家にはあまり知られていないかもしれません。
王さんの師匠である荒川コーチの著作です。
昭和55年(1980年)出版で当時980円だったみたいですが、最近のAmazonでは古本で2万円以上でした。
すごい高騰ぶりですね。
国会図書館には蔵書としてあるようです。
大阪市立図書館にはないみたいですね。
関西では京都に国会図書館の分室(関西館)があるので、読めるかもしれませんね。
君は王貞治になれるか (山手書房): 1980|書誌詳細|国立国会図書館サーチ
5、6年前に入手できたので、山本先生にも読んでもらいました。
山本先生は、荒川コーチが合気道を学んだことで王さんに指導したことはもちろんご存知でしたが、この本は初見とのことでした。
山本先生は「なんや、よう合気道のことを書いてるやないか」と驚いておられました。
荒川コーチは悩んだときは師である大先生によく相談されたそうです。
また、師弟のあるべき姿も書いておられます(大先生と荒川コーチ、荒川コーチと王さん)。
私たちも、山本先生から師弟のあるべき姿をたくさん教えて頂きました。
荒川コーチに連れられて王さんが大先生のお見舞いに行ったとき、大先生は、初めて会った王さんに「キミは名人の相をしている。眼を見れば、分かる」と言われたそうです。
すごいですね。
「一本足打法の極意は(合気道である)」という章のタイトルまであります。
荒川コーチによると、偉大な王さんのようになるためには、「合気道」ということなんですね。
山本先生は、合気道は一流の人材を作るのだと以前からおっしゃっていました。
合気道は、社会のリーダーを作ると。
もし最寄りの図書館で出会えたら、ぜひどうぞ。