山本益司郎先生の手の持ち方のご指導4です。
山本先生は手の持ち方について次のようにご説明されたことがありました。
「または、持たれながら落ちてしまう(座る。下記画像)。
(個性的な持ち方をすれば、取りは)見えてしまうからである。
感じてしまうからである。」
山本益司郎先生の手の持ち方のご指導4です。
山本先生は手の持ち方について次のようにご説明されたことがありました。
「または、持たれながら落ちてしまう(座る。下記画像)。
(個性的な持ち方をすれば、取りは)見えてしまうからである。
感じてしまうからである。」
山本益司郎先生の手の持ち方のご指導3です。
山本先生は手の持ち方について次のようにご説明されたことがありました。
「個性のある持ち方をしたら、その瞬間に全部相手にぶった切られてしまう。
相手が上げようとするところを邪魔して上からグッと落とそうとすると、逆に落とされる(回転投。下記1、2枚目の画像)。
だから中庸の場所で持たなければならない。」
山本益司郎先生の手の持ち方のご指導2です。
山本先生は手の持ち方について次のようにご説明されたことがありました。
「正眼で相手を制するようにスーッと持つ。
スーッと持って「エイッ」と(入れば)落とせる(下記1、2枚目の画像)。
これが私のお師匠様の持ち方である。」
山本益司郎先生の手の持ち方のご指導1です。
山本先生は手の持ち方について次のようにご説明されたことがありました。
「(相手の)手を持つときというのは、剣を正眼(の構え)で相手の全体を包むがごとく持つ(下記1、2枚目の画像)。
(そのように持てば、相手を)そのまま落とせる。
切り落としても落とせる。
上がれば上がる。」
山本益司郎先生の諸手取呼吸投(体の動きで投げる)のご指導20です。
山本先生は諸手取呼吸投(体の動きで投げる)について次のようにご説明されたことがありました。
「(相手が自分の手を持ったときに)剣先が動かせるように、(自分が)動いていないとまずいのである(下記画像)。
(相手が自分に)触れた瞬間に、それが落ちる。」
山本益司郎先生の諸手取呼吸投(体の動きで投げる)のご指導です。
山本先生は諸手取呼吸投(体の動きで投げる)について次のようにご説明されたことがありました。
「(相手が)上からグッと持ってきた場合は、上にあがった剣がそのまま柔らかく下りるのである(1枚目の画像)。
それだけである。
だから(徒手のときでも)持たれたときに剣先が動かなければいけないということである(2枚目の画像)。」
今週の中崎道場の稽古(5月19日(火)、5月21日(木)、5月1日(土))は、先週に引き続き休止となっています。 ご注意下さい。
さて、紹介のコーナーです。
こちらも、若手の合気道家にはあまり知られていないかもしれません。
「道(タオ)の原理」
桜沢如一 著
植芝盛平先生と親交の深かったマクロビオティックの桜沢先生による著作です。
原文はフランス語で書かれた本です。
敗戦後に出版されました。
「茶の本」の岡倉天心や、「武士道」の新渡戸稲造のように外国語で著して日本を紹介するんですね。
すごいですね。
明治維新時に日本文化を誇る気概を感じますね。
敗戦時の吉祥丸先生と同じ気持ちだったんでしょうね。
https://www.amazon.co.jp/道の原理-桜沢如一/dp/4889210261
この著作には、嘉納治五郎先生が柔道を発見したとし、合気道は真の柔道であり、合気道は「道」そのものであるとあります。
絶賛ですね。
合気道をたくさん紹介している著作です(ちなみに原題は「柔道の本」です)。
山本先生は「合気道を大変理解している本だ」と驚いておられました。
晩年の山本先生に与えた影響が大きかった著作と感じられました。
山本益司郎先生の諸手取呼吸投(体の動きで投げる)のご指導18です。
山本先生は諸手取呼吸投(体の動きで投げる)について次のようにご説明されたことがありました。
「(自分の手を取りに来る)相手の癖は、たくさんある。
持たれたときに相手の癖を十分理解するということである。
(相手が)スーッと(取りの手を取りに)来て、この場合は(1枚目の画像)、そのまま下へおりればいいだけである(2枚目の画像)。」
山本益司郎先生の諸手取呼吸投(体の動きで投げる)のご指導17です。
山本先生は諸手取呼吸投(体の動きで投げる)について次のようにご説明されたことがありました。
「(相手に)手を持たせて、(剣先を)前へ出す。
歩きながら手は柔らかくスーッと(前方へ)伸ばす。
(それから)剣先を迎えに行く(迎えに行くと上がる。下記画像)。
自分が入り込んでいくという感じである。」
山本益司郎先生の諸手取呼吸投(体の動きで投げる)のご指導16です。
山本先生は諸手取呼吸投(体の動きで投げる)について次のようにご説明されたことがありました。
「(相手に手を)持たせて、(自分が)動きながら前へ(伸びる)。
もう一回(自分が)柔らかく(入って上がり、呼吸投。下記画像)。
それぐらい柔らかく(両手を使う)。」
山本益司郎先生の諸手取呼吸投(体の動きで投げる)のご指導15です。
山本先生は諸手取呼吸投(体の動きで投げる)について次のようにご説明されたことがありました。
「(相手に手を持たれて、止まって)ここで一生懸命やっているというのは、居着いているのである。
(止まっているではなく)ここでスッと(動く。下記画像)。
(剣線を)伸ばして、伸ばしたところへスッと(入る)。」
山本益司郎先生の諸手取呼吸投(体の動きで投げる)のご指導14です。
山本先生は諸手取呼吸投(体の動きで投げる)について次のようにご説明されたことがありました。
「(相手に手を持たせるとき)「エイヤー、スッ」と動いているのである(下記画像)。
このとき、足だけでなく、剣先で「スッ」と入っているのである。
そこで上がっている。
だから(自分は)自由自在に動いているということである。
それが(自分が)楽だということである。
(そうであるにもかかわらず)自分が(筋肉で)固まって、居着くと死に体になってやってしまっている。
「居着かずに」というのはこういうことである。」
山本益司郎先生の諸手取呼吸投(体の動きで投げる)のご指導13です。
山本先生は諸手取呼吸投(体の動きで投げる)について次のようにご説明されたことがありました。
「(自分の)剣がスッと柔らかく(前方に)伸びている。
だから、片手取四方投で剣先を伸ばせというのは(指導するのは)こういうことである(下記画像)。
だから(剣を持っていなくても)手が自由自在に伸びたり、縮んだりするのである。」
今週の中崎道場の稽古(5月12日(火)、5月14日(木)、5月16日(土))は、先週に引き続き休止となっています。 ご注意下さい。
さて、紹介のコーナーです。
週刊ヤングジャンプで連載された漫画「EVIL HEART」です。
かつて合気道探求にも紹介されていました。
連載途中で打ち切りになりましたが、その後書下ろしで3冊(3巻分)出版されるという異例の作品です。
家庭と心に問題を抱えた中学1年生の男の子ウメが合気道に出会って、成長していく物語です。
ヤングジャンプですが作者は女性で、連載にあたって実際に本部道場に通われたそうです。
以前、女性の道友に勧めたところ、「ウメは私だ!」と号泣したと言っていました。
ショッキングなシーンもありますが、いくつかの社会問題をテーマにした傑作です。
合気道も作者なりに研究されています。
漫画の見せ方として一級品の場面もあります。
あまり有名でないことが残念です(まあ、打ち切りになるぐらいですから商業的には・・・)。
でも、Amazonなどのレビューをみれば、名作との評価です。
合気道がやりたくなるとのレビューもありました。
山本先生に読んで頂いたところ(先生が70代の頃)、いい作品ということで、もっと漫画で合気道を紹介できないかと考えておられました。
「あんた、漫画書けんのか?」と言われたこともありました(笑)
メディアの力は凄いですもんね。
いまは電子書籍で読めます。
DMMなら、あさって水曜日までポイント還元で実質半額ですね。でも、5、6巻がありませんのでご注意を。
EVIL HEART 1 - 男性コミック(漫画) - 無料で試し読み!DMM電子書籍
アマゾンなら電子書籍で5、6巻もあります。