山本益司郎先生の諸手取呼吸投(体の動きで投げる)のご指導12です。
山本先生は諸手取呼吸投(体の動きで投げる)について次のようにご説明されたことがありました。
「(剣が上がるとき)極端にいえば、相手の手がもっと先に(前方に)ある。
そこなら(相手が)上がってくる。
(相手の手が前方に)伸びている。
(相手は)伸びたら上にあがるしかない。
(だから)その辺に自分の剣先をスッと持って行くと上がるのである(下記画像)。」
山本益司郎先生の諸手取呼吸投(体の動きで投げる)のご指導12です。
山本先生は諸手取呼吸投(体の動きで投げる)について次のようにご説明されたことがありました。
「(剣が上がるとき)極端にいえば、相手の手がもっと先に(前方に)ある。
そこなら(相手が)上がってくる。
(相手の手が前方に)伸びている。
(相手は)伸びたら上にあがるしかない。
(だから)その辺に自分の剣先をスッと持って行くと上がるのである(下記画像)。」
山本益司郎先生の諸手取呼吸投(体の動きで投げる)のご指導11です。
山本先生は諸手取呼吸投(体の動きで投げる)について次のようにご説明されたことがありました。
「(持たせた)手を使っていることは違いないが、仕事はしていないということである(下記画像)。
体を動かす。
(体が)前後左右に動く。
前後に(いまは前に)どんどん動く。
剣先から動く。
剣先が上がって、剣先を落とす。」
山本益司郎先生の諸手取呼吸投(体の動きで投げる)のご指導10です。
山本先生は諸手取呼吸投(体の動きで投げる)について次のようにご説明されたことがありました。
「パチーンッと(諸手で)持たれたら、(剣先が下から)ビーンッと動き出して、スーッと下りる(投げる。下記画像)。
グッと持たれても、相手は動き出してしまって、下りる。」
山本益司郎先生の諸手取呼吸投(体の動きで投げる)のご指導9です。
山本先生は諸手取呼吸投(体の動きで投げる)について次のようにご説明されたことがありました。
「(持たせたところではなく、自分の剣の)剣先が動く。
持たせたところを動かそうとしてもしょうがない。
剣先が動くのである(下記画像)。」
山本益司郎先生の諸手取呼吸投(体の動きで投げる)のご指導8です。
山本先生は諸手取呼吸投(体の動きで投げる)について次のようにご説明されたことがありました。
「(諸手で)持たせて、イチ、ニ、サン、シで(四歩で)投げる。
三歩歩いてもいい。
(歩いて)相手の向こう側へ行ってしまう。
「エイッ」で(投げる。)。」
緊急事態宣言も5月31日まで延長となりました。
現在、数日前から「山本益司郎先生の諸手取呼吸投(体の動きで投げる)のご指導」のテーマで当ブログに掲載しています(なお、このテーマはまだ完結ではありません)。
このテーマは、前半で紹介しましたが、ひとり稽古でもしていただける稽古だと思います。
木刀を使ったひとり稽古です。
木刀(剣)を「振る」のではなく、自然に落ちてくる木刀の重みを感じる稽古です(もちろん、山本先生のご指導では剣を振るときにも重みを感じるのですが)。
上下の呼吸です。
自分の右手に相手が諸手取をしてきているイメージで、体の稽古をしていただいてもいいと思います。
GWも終盤ですが稽古休止中でしょうから、もしお時間あれば。
過去のひとり稽古の記事はこちらです。
① 研修会道場の各道場の稽古休止とひとり稽古 - 合気道研修会道場の稽古生のページ
② 今週の中崎道場の稽古休止とひとり稽古とサムハラ神社 - 合気道研修会道場の稽古生のページ
このような時期で、皆さん本当に大変だろうと思います。
本ブログに毎日アクセスしてくださって、感謝いたします。
毎日更新するモチベーションになります。
道友の皆さん、お互いがんばりましょう。
今週の中崎道場の稽古(5月5日(火)、5月7日(木)、5月9日(土))は、先週に引き続き休止となっています。 ご注意下さい。
さて、紹介のコーナーです。
こちらは、若手の合気道家にはあまり知られていないかもしれません。
王さんの師匠である荒川コーチの著作です。
昭和55年(1980年)出版で当時980円だったみたいですが、最近のAmazonでは古本で2万円以上でした。
すごい高騰ぶりですね。
国会図書館には蔵書としてあるようです。
大阪市立図書館にはないみたいですね。
関西では京都に国会図書館の分室(関西館)があるので、読めるかもしれませんね。
君は王貞治になれるか (山手書房): 1980|書誌詳細|国立国会図書館サーチ
5、6年前に入手できたので、山本先生にも読んでもらいました。
山本先生は、荒川コーチが合気道を学んだことで王さんに指導したことはもちろんご存知でしたが、この本は初見とのことでした。
山本先生は「なんや、よう合気道のことを書いてるやないか」と驚いておられました。
荒川コーチは悩んだときは師である大先生によく相談されたそうです。
また、師弟のあるべき姿も書いておられます(大先生と荒川コーチ、荒川コーチと王さん)。
私たちも、山本先生から師弟のあるべき姿をたくさん教えて頂きました。
荒川コーチに連れられて王さんが大先生のお見舞いに行ったとき、大先生は、初めて会った王さんに「キミは名人の相をしている。眼を見れば、分かる」と言われたそうです。
すごいですね。
「一本足打法の極意は(合気道である)」という章のタイトルまであります。
荒川コーチによると、偉大な王さんのようになるためには、「合気道」ということなんですね。
山本先生は、合気道は一流の人材を作るのだと以前からおっしゃっていました。
合気道は、社会のリーダーを作ると。
もし最寄りの図書館で出会えたら、ぜひどうぞ。
山本益司郎先生の諸手取呼吸投(体の動きで投げる)のご指導7です。
山本先生は諸手取呼吸投(体の動きで投げる)について次のようにご説明されたことがありました。
「(相手が)大きな人でも、(相手が)動けば投げられる。
それを(相手を)動かさないで、ここで(止まって)投げようとするからおかしくなってしまう。
(相手を動かしてから、相手の)全体を転がしてしまう(下記画像)。」
山本益司郎先生の諸手取呼吸投(体の動きで投げる)のご指導6です。
山本先生は諸手取呼吸投(体の動きで投げる)について次のようにご説明されたことがありました。
「相手が固まっているのを投げるのは、力で投げているだけである。
イチ、ニで上げて(1、2枚目の画像)、サン、シで下ろす(呼吸投。3枚目のが画像)。
相手は動いてしまう。」
山本益司郎先生の諸手取呼吸投(体の動きで投げる)のご指導5です。
山本先生は諸手取呼吸投(体の動きで投げる)について次のようにご説明されたことがありました。
「(体の)動きで投げる。
(諸手で取らせて)剣の切っ先は下へ向ける(1枚目の画像)。
イチ、ニで上げて(2枚目の画像)、サン、シで下ろす。」
山本益司郎先生の諸手取呼吸投(体の動きで投げる)のご指導4です。
山本先生は諸手取呼吸投(体の動きで投げる)について次のようにご説明されたことがありました。
「上にあがるときは、ブワーッとあくびするぐらい(な感じである)。
(顔が)上を向いてかまわない。
剣は(いまは振っているのではなく)、上がったのがスライドして落ちてくる感じである(下記画像)。
剣は足の間に落とすぐらいである。
膝を柔らかくして(下ろす)。」
山本益司郎先生の諸手取呼吸投(体の動きで投げる)のご指導3です。
山本先生は諸手取呼吸投(体の動きで投げる)について次のようにご説明されたことがありました。
「今度は身動きである。
イチ、ニで剣が上がり(1枚目の画像)、サン、シで下りる(2枚目の画像)。
動きながら上げて、動きながら下ろす。
(これも)途中で、(前に出る方の)足を替えればいい。」
山本益司郎先生の諸手取呼吸投(体の動きで投げる)のご指導2です。
山本先生は諸手取呼吸投(体の動きで投げる)について次のようにご説明されたことがありました。
「上へスーッとエレベーターで上がったつもりである。
屋上までエレベーターが上がったつもりである。
(それで)エレベーターが下までおりる。
下がるとき、剣の刃が自分の中心を通って、(進行方向の)向こうへ向いているということである(下記画像)。」
今週の中崎道場の稽古(4月28日(火)、4月30日(木)、5月2日(土))は、先週に引き続き休止となっています。 ご注意下さい。
さて、紹介のコーナーです。
山口哲先生の著作第二巻、巻2です。
合気道「わざ」合気呼吸稽古鍛錬法
-山口清吾先生伝-
先週紹介した第一巻「巻1」とこの第二巻「巻2」は同時に出版されました。
私の手元に山口先生のこの著作2冊が届いたとき、すぐに山本先生に連絡して、ご自宅まで届けに行きました。
私が自転車で到着すると、山本先生はすでにご自宅から出て、路上で待ち構えておられました。
とても心待ちにされていたんですね。
その後すぐ道場でお会いしたときには、山本先生に贈呈したこの2冊は、付せんとアンダーラインだらけになっていました。
「わしはな、勉強するときはな、こうするんや」と笑いながらおっしゃっていました。
しばらくして、私が東京の山口道場に稽古に行く機会があることを報告したとき、山本先生はしばらく黙られて、山口先生へのお言葉を言付けられました。
著作に対する最大の賛辞のお言葉でした。
山本先生は本当に感動されたんですね。
もちろん、いまでも言付けは覚えています。
この2冊は非常に密度の濃い著作です。
忙しい現代人にとって、研究職でもなければ自分にとって何度も読み返す著作というのはそう多くないと思いますが、これらは何度も読み返すべき著作だと思いました。
山本先生は、山口門下ではない大阪の七段八段の先生方にも読んで頂こうと、贈呈することも考えておられました。
山口先生の著作は、合気道山口道場のHPからお求めいただけます(合気道 山口道場, 山口清吾先生, 合気道 山口 WEB, 他)。
山本益司郎先生の諸手取呼吸投(体の動きで投げる)のご指導1です。
山本先生は諸手取呼吸投(体の動きで投げる)について次のようにご説明されたことがありました。
「剣を(両手で)持って、四股を踏むぐらいにこういう感じで(下まで腰を下ろす)。
(剣を)真下へここまで(両足の間で地面まで着くぐらいに)下ろす(1枚目の画像)。
(下ろしてから)それが(一歩出て)上にあがって(2枚目の画像)、(また一歩出て)スーッと下りる。
途中で、(前に出る方の)足を替えればいい。」