山本益司郎先生の呼吸法と引力についてのご指導10です。
山本先生は呼吸法と引力について諸手取呼吸投で次のようにご指導されたことがありました。
「ゼロにするということ。
二人が一つになるということである。
そうすれば動き出す(下記画像)。
(受けも)痛くもかゆくもない。
だから、相手を痛めるということではないのである。
かえって楽しませるぐらいである。
相手がニコニコしたり、笑ったりする。
だから(植芝盛平先生に)何回投げられても、何回でも(投げてもらいたくて)行けるわけである。
その都度傷つけられたら立ち上がれなくなる。
(そうではなくて、取りは)何回でもいらっしゃいということである。
そういう感覚である。」