合気道研修会道場の稽古生のページ

合気道研修会道場で稽古している稽古生渡邉のブログです。大阪市北区の中崎町駅(地下鉄谷町線)から徒歩3分の場所にある合気道研修会中崎道場(研修会道場の本部道場。大阪府大阪市北区中崎2丁目3ー12傍島ビル4階)に所属し、指導員もしています。

山本益司郎先生の舟漕ぎ運動のご説明3

山本益司郎先生の舟漕ぎ運動のご説明3です。

山本先生は舟漕ぎ運動について次のようにご説明されたことがありました。

「舟漕ぎ運動の「エイッ、ホッ」とか「エイッ、サッ」は、その動き自体が合気道そのものの形となっているのである。

 その仕方は勉強し研究しなければならない。

 力は入れていない。

 体全体で櫓(ろ)を押すように入っていく(下記画像)。

 早くなると今度は逆になる。

 「エイッ、ホッ」「エイッ、ホッ」となる。ものすごくリズムがついてくる。

 力が入っていたのでは絶対に体が動かなくなる。

 絶えず漕ぐということができない。

 体が動いていないといけない。足が動いているのである。

 そういう体の動かし方がある。」

 

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昨日の中崎道場の通常稽古と山本益司郎先生の両手取呼吸投(円転)

昨日(火曜日)の中崎道場(大阪市北区)の通常稽古では、この土日の第12回講習会の復習稽古をみっちり行いました。

もちろん時間は全然足りませんが。

講習会で山口哲先生からご指導を受けた入身投の理を、講習会に参加できなかった稽古生も理解できるように、たくさんの稽古法でアプローチしてみました。

片手取(下段、座る)から、体当たり(相半身、逆半身)と普段の稽古法との関連が理解できるように進め、片手取入身投、正面業入身投と小手返の稽古をしました。

日曜日の講習会直後から復習稽古が楽しみでしたので、大変楽しい稽古となりました。

講習会の復習稽古をしていると、かつて山本益司郎先生から受けたご指導も頭によぎり、「ああ、山本先生の稽古の意図はこれだったんだな」と感じることもありました。

 

 

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山本益司郎先生の両手取呼吸投(円転)です。

山本先生は、両手取呼吸投では「相手を運ぶ」とご指導下さることがありました。

「大事なものを運ぶようにや。やや子(赤ちゃん)を抱くようにや」と言われることがありました。

山本益司郎先生の舟漕ぎ運動のご説明2

山本益司郎先生の舟漕ぎ運動のご説明2です。

山本先生は舟漕ぎ運動について次のようにご説明されたことがありました。

「(「エイッ、サッ」の)「サッ」は「ア」があるので上がるのである。

 そんな感じで上下を使い分けるぐらいで行うのである。

 神道的には胸ぐらいまで持ってくるのがあると思う(下記画像)。

 (舟漕ぎ運動は)足の裏全体でピターッと(地面を)捉えておくことである。

 舟漕ぎは、舟が揺れてもその上でいつでも漕げるようになっているのである。

 膝が非常に柔らかく動いているのである。」

 

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第12回山口哲先生講習会2日目は終了しました

第12回山口哲先生講習会2日目は昨日終了しました。

講習会2日目は、概略以下の通りでした。

入身投と小手返の関連には思いもよりませんでした。

体当たりが入身投の稽古法となっていることにも理解していませんでした。

さまざまな稽古法から理の理解が深まり、業の研鑽ができるんですね。

これからの復習稽古も大変楽しみです。

稽古後の昼食会は、いつものフランス料理まるしげで美味しいワインを頂きました。パスタも美味しいフランス料理屋さんでした。

 

第12回講習会2日目第1部

準備運動
片手取入身投
片手取入身投(抑えて)
正面業入身投
正面業第一教
正面業第一教(内入身 切り下ろし)
正面業第一教(逆に切り下ろす)

第12回講習会2日目第2部

片手取入身投
正面業体当たり
太刀取体当たり
太刀取入身投(上段)
太刀取入身投(下段)
正面業小手返
正面業入身投(振り返る)
太刀取小手返
短刀取正面業小手返
短刀取正面業第一教
短刀取横面業第五教
太刀取体当たり
太刀取呼吸投(外入身)
太刀取呼吸投(反転 内入身)
太刀取呼吸投(当身 内入身)
太刀取入身投(上段)
太刀取小手返
正面業体当たり
正面業入身投(振り返る)
正面業入身投
坐業呼吸法(第一法から第四法)
坐業回転投
坐業呼吸投(後方へ)
立業天地投
両手取呼吸投(隅落とし風、天地投風(上段、中段)、山嵐
両手取四方投
片手取呼吸投(下段へ)
片手取呼吸投(前の方へ)
片手取呼吸投(二教的)
片手取呼吸投(裏四教的)
片手取呼吸投(切り下ろし)
片手取呼吸投(上段)
片手取呼吸投(隅落とし風)
片手取小手返
片手取呼吸投(振り返る)
坐業呼吸法
整理運動


第12回山口哲先生講習会1日目は終了しました

第12回山口哲先生講習会1日目は昨日終了しました。

講習会1日目は、概略以下の通りでした。

このように時間をかけて丁寧に入身投の理合の集中的なご指導を受けたことがありませんでしたので、入身投の理がどのようなものか理解でき、今後の稽古も大変緻密になるように思われました。

稽古後の懇親会は、いつもと異なる新しいお店でしたが、料理が好評でした。美味しかったです。

今日の2日目も大変楽しみです。

 

第12回講習会1日目第1部
準備運動
片手取入身投
正面業入身投
正面業小手返
片手取呼吸投
正面業入身投
正面業小手返
杖取呼吸投(抑え)

第12回講習会1日目第2部
片手取入身投
正面業入身投
正面業体当たり
正面業入身投(振り返る)
短刀取正面業小手返
短刀取正面業第一教
短刀取正面業肘締め
短刀取突き肘締め、小手返
杖取呼吸投(抑え)
杖取入身投
片手取入身投(抑えて)
杖取入身投
突き入身投
突き呼吸投(抑え)
太刀取体当たり
太刀取入身投
太刀取小手返
太刀取呼吸投(当身 内入身)
太刀取呼吸投(内入身 前の方へ)
太刀取呼吸投(反転 内入身)
呼吸法
整理運動

今日からの第12回山口哲先生講習会と山本益司郎先生の第一教(円転して切り下ろし)

今日から第12回山口哲先生講習会です。

よく学んで、飲んで食べてと楽しみな2日間です。

遠方の方からもエールを頂きました。

さて、2日目は以前と時間が変更になりましたので、ご注意ください。

1日目の稽古時間の予想気温は8度から7度。2日目の稽古時間の予想気温は6度から9度です。

令和元年1月18日(土)中崎道場(大阪市北区

①第1部18時15分~19時30分
②第2部19時45分~21時

稽古後懇親会

同月19日(日)渡辺道場(大阪市都島区

③第1部10時00分~11時15分
④第2部11時30分~12時45分

稽古後昼食会

よろしくお願いいたします。

 

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山本益司郎先生の第一教(円転して切り下ろし)です。

山本先生は、切り下ろし始めてから地面まで一気に抑える第一教をよく示して下さりました。

山本先生の切り下ろしは段々にならない切り下ろしで、受けは流れるようにらせんに抑えられていました。 

山本益司郎先生の舟漕ぎ運動のご説明1

山本益司郎先生の舟漕ぎ運動のご説明1です。

山本先生は舟漕ぎ運動について次のようにご説明されたことがありました。

「体勢が前へドーンッと出る。スーッスと肚にまとめる(下記連続画像)。

 (一つは)「エイッ、ホッ」「エイッ、ホッ」

 (もう一つは)「エイッ、サッ」「エイッ、サッ」

 「エイッ、ホッ」の場合はドーンッと重心が下がる。

 「エイッ、サッ」の場合はワーッと重心が上がる。」

 

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明後日からの第12回山口哲先生の講習会と山本益司郎先生の第一教(抑え)

明後日の土曜日から2日間、第12回山口哲先生の講習会です。

昨年1月から山口先生の講習会が始まり、丸1年が経ちました(昨年3月はお別れ会)。

山口先生に毎月必ずご来阪していただたことにより、毎月新たな気持ちで稽古生は安心して稽古に取り組むことが出来ました。

難しい業でも、楽しく稽古できました。上達しているなあと感じることができました。

難しいこと分からないことが分かることは、大きな喜びです。

さて、大阪の明後日の土曜日の天気予報は、降水確率20%、最高気温10度、最低気温6度、明々後日の日曜日の天気予報は、降水確率40%、最高気温11度、最低気温2度です(木曜未明現在)。

遠方の方は参考にしてください。

 

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山本益司郎先生の第一教(抑え)です。

山本先生は植芝盛平先生を終生勉強、研究され続け、こういった第一教の抑えのバリエーションを見せてくださることもありました。

山本先生は、「植芝盛平先生はすべて教えて下さっている。

植芝盛平先生を勉強しなければならない」とおっしゃっていました。

我々研修会道場の稽古生も、山本先生に追いつくべく、植芝盛平先生のお言葉を勉強させていただきました。

山本益司郎先生の準備運動のご説明3

山本益司郎先生の準備運動のご説明3です。

山本先生は準備運動について次のようにご説明されたことがありました。

「上で(両手を)開く。

 開いたらまとまって(両手のひらを合わせて)スーッと下りてくる。

 そして(下りると)もう一度開く(1枚目の画像)。

 またまとまって(両手のひらを合わせて)上がる。

 そしてもう一度開く(2枚目の画像)。

 (上の方で開いた手を)パチンと(合わせて)下りて、(開いて)パチンと(合わせて)、またスーッとあがる。」

 

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山本益司郎先生の準備運動のご説明2

山本益司郎先生の準備運動のご説明2です。

山本先生は準備運動について次のようにご説明されたことがありました。

「肩を回す。肩を下げる。肩を下げるときは肘が下がる。

 (手首を小手返で)肚にスーッとまとめてしまう感じ(で下ろす)。

 これは受身のときの感じである。

 四方投の受身も肚に納めながら動く(ようにして受身をとる。下記画像)。

 そうすれば楽に受身がとれる。」

 

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第13回山口哲先生講習会(令和2年3月)と山本益司郎先生の交差取円転(内円転)

山口哲先生の令和2年3月の第13回講習会は、次の日程(①~④の合計4コマ)で実施したいと思います。

土曜日は中崎道場(大阪市北区)、日曜日は渡辺道場(大阪市都島区)が会場となります。

渡辺道場の近隣の駅は野江内代駅(地下鉄)か京橋駅(JR、地下鉄、京阪)です。

令和2年3月14日(土)中崎道場
①第1部18時15分~19時30分
②第2部19時45分~21時

同月15日(日)渡辺道場
③第1部10時00分~11時15分
④第2部11時30分~12時45分

中崎道場の稽古生の講習会費
計1コマ参加 1500円
計2コマ参加 2000円
計3コマ参加 2500円
計4コマ参加 3000円

中崎道場以外の稽古生の講習会費
計1コマ参加 1500円
計2コマ参加 2500円
計3コマ参加 3500円
計4コマ参加 4000円

土曜日の第2部のあとに懇親会(中崎道場の近隣)、日曜日の第2部のあとに昼食会(渡辺道場の近隣)を予定しています(外食)。

どうぞよろしくお願いいたします。

 

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山本益司郎先生の交差取円転(内円転)です。

山本先生は、円転について様々な業でご指導くださいました。

山本先生の円転のご指導の中で、遠心力と求心力のご説明があり、相反する作用が同時存在しているのだとご説明されたことがありました。 

中崎道場の年度報告と新年会と山本益司郎先生の第一教抑え

昨日は権利能力なき社団たる中崎道場の年度報告でした。

稽古後、数字でこの1年間を振り返ってみました。

新たな決意でこれからの1年をスタートしたいと思います。

快適な稽古場があるということは本当に幸せだと思います。

油断することなく、大切な稽古場を守っていきたいと思います。

さて、稽古後夕食をとるつもりが、有志で飲みに行ってしまいました。

予期せぬ新年会もいいものでした。

三連休の梅田は、結構満席でした。

 

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山本益司郎先生の第一教抑えです。

山本先生は第一教では「切り下ろす」とご指導くださいました。

山本先生は「切る」ことについて、「切る」は突きの連続であるとご指導くださいました。

また、(切り下ろすどの場面でも)常に切っているのだとご指導くださいました。

 

山本益司郎先生の準備運動のご説明1

山本益司郎先生の準備運動のご説明1です。

山本先生は準備運動について次のようにご説明されたことがありました。

「大きな意味で、目的を意識して動けば、身体が勝手に動く。(手でどうこうすれば)ぶつかって動かなくなる。

 (正座から膝立ちするときも)柔らかく、スッと(上がる)。

 (正座して、上体を)回す。

 回すのも身体が動くのではない。

 遥か彼方の上の方の星が回っているつもりで回してみる(下記画像)。

 (上体を前後に倒すときも)遥か彼方の天空が動いている感じである。

 そうすれば身体に負担がかからないで動ける。」

 

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山本益司郎先生の正面業呼吸投(外入身)のご説明4

山本益司郎先生の正面業呼吸投(外入身)のご説明4です。

山本先生は正面業呼吸投(外入身)について次のようにご説明されたことがありました。

「剣のところは手が柔らかくなっている。

 ガチンコするのではなく、触れたのが滑りながら柔らかく落ちている(下記画像)。

 どこもぶつかっていないのである。少し気を付けて行ってみる。

 接点の問題である(手に力を入れてぶつかるようには行っていない)。」

 

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山本益司郎先生の正面業呼吸投(外入身)のご説明3

山本益司郎先生の正面業呼吸投(外入身)のご説明3です。

山本先生は正面業呼吸投(外入身)について次のようにご説明されたことがありました。

「入り方としては、(相手に触れたとき)上に崩れるような感じで(摺り上げる)。

 触れ方としては、ぶつかるのではなく、(相手を切るとき)剣が滑っているような感じである(下記画像)。」

 

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