山本益司郎先生の両手取呼吸投です。
山本先生は両手を使うことの重要性をよく説いておられました。
右は左を助け、左は右を助けると。
稽古生には、「それは片手しか使えていない。両手が使える範囲で体が動けばいいのだ」とご注意してくださいました。
「剣も杖も両手で使うだろう」ともおっしゃいました。
「二本の手をひとつにまとめて」とも。
また、一つが二つに別れて、二つが一つになってというご説明もされました。
山本先生は、二つが一つにまとめるから使いやすいんやとおっしゃっていました。
さらに、写真の両手取呼吸のときのように、相手の肘が曲がるようにとご指導くださいました。
相手の肘が天を突くようなイメージだと。
第三教で捉えたときの相手の肘の方向と同じご指導をして下さいました。