山本益司郎先生の呼吸投(相手の手を取る)です。
「相手を抱きしめるぐらいのところに行く。
相手と自分が一つになる。同化和合である。
(相手と自分の二人が出会うところで、お互い前に進んでいた)二人のエネルギーが途中で下に落ちる。
これは筋肉エネルギーではない。筋肉の持っている重みのエネルギ-のようなものである。
(両手を合わせて)上がるような感じである。それが落ちる。下りるときに引力エネルギーで下りる。
相手の手を持ってもいい。頭も下げる。相手のエネルギーの方向性を感じて、落ちる。
一つになるということである。2が1になる。
相手がこっちに来る。慣性の法則がある。
そこで取りも動いたら落ちる。
取りは(相手が来るのを)待っていないのである。」