山本益司郎先生の坐業諸手取呼吸投のご指導19です。
山本先生は坐業諸手取呼吸投について次のようにご説明されたことがありました。
「(この出し入れする呼吸は)色んな要素が入っている。
そうでないと力のある人を投げる(ことができない)。
これが呼吸法の一つだと思う。
呼吸法とは、幅が凄くある。
この(出し入れする)呼吸から始まって、だんだん手の表裏一体のところ(手の体側線)、そこを制する。
制しながら(投げる)。
二つだったら(片手取でなく諸手取だったら)上にあげたら(自分の手を横から縦にする)抜ける。
(肺呼吸であれば)息をスーッと吐いたのが、スーッと入ってくる。
この位置に吸い込んでくる(下記画像)。」