合気道研修会道場の稽古生のページ

合気道研修会道場で稽古している稽古生渡邉のブログです。大阪市北区の中崎町駅(地下鉄谷町線)から徒歩3分の場所にある合気道研修会中崎道場(研修会道場の本部道場。大阪府大阪市北区中崎2丁目3ー12傍島ビル4階)に所属し、指導員もしています。

山本益司郎先生の松竹梅のご指導2

山本益司郎先生の松竹梅のご指導2です。

山本先生は松竹梅について次のようにご指導されたことがありました。

「(竹で)前に伸びるときは、スゥーッと伸びる(前に呼吸投。1枚目の画像)。

 (松で)まとめるときは、落とせる(下段に呼吸投)。

 (梅で)相手を捉えるときはウワーッと広げておけばよい(天地投の上の方の手で。2枚目の画像)。

 (手が)開いたり閉じたりするのは合気道特性である。

 他の武道でそのようなことをやるところはない。

 (相手に諸手取で)グッと持たれてもプワーッと体を開いているとタイヤみたいに腹圧がかかる。

 腹圧がかかるから(グッと持たれても)気にならない。

 タイヤだと思ったら気にならない。

 そうすると(持たれていても)動く(前に呼吸投。3枚目の画像)。」

 

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山本益司郎先生の松竹梅のご指導1

山本益司郎先生の松竹梅のご指導1です。

山本先生は松竹梅について次のようにご指導されたことがありました。

「手を開く。古典的な言い方だと「松竹梅の手」である。

 梅で開いて、竹で動いて、松でまとまる。

 (天地投の上の方の手で)パアーッと手が開いて(上がる。1枚目の画像)。

 そのときここも(胸、上腕格も)全部開く(2枚目の画像)。

 それで相手を全部吸収してしまうような感じである。

 (相手が)全部入ってくる。開く、伸びる、まとまるのである。」

 

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第10回山口哲先生講習会(令和元年11月)のお知らせと山本益司郎先生の片手取呼吸投(上段)

山口哲先生の11月の第10回講習会は、次の日程(①~④の合計4コマ)で実施したいと思います。

土曜日は中崎道場(大阪市北区)、日曜日は渡辺道場(大阪市都島区)が会場となります。渡辺道場の近隣の駅は野江内代駅(地下鉄)か京橋駅(JR、地下鉄、京阪)です。

令和元年11月16日(土)中崎道場
①第1部18時15分~19時30分
②第2部19時45分~21時

同月17日(日)渡辺道場
③第1部10時30分~11時45分
④第2部12時~13時15分

中崎道場の稽古生の講習会費
計1コマ参加 1500円
計2コマ参加 2000円
計3コマ参加 2500円
計4コマ参加 3000円

中崎道場以外の稽古生の講習会費
計1コマ参加 1500円
計2コマ参加 2500円
計3コマ参加 3500円
計4コマ参加 4000円

土曜日の第2部のあとに懇親会(和ビストロ綱)、日曜日の第2部のあとに昼食会(フランス料理まるしげ)を予定しています(外食)。
どうぞよろしくお願いいたします。

 

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山本益司郎先生の片手取呼吸投(上段)です。

山本益司郎先生は、毎年、5月の全日本合気道演武大会に参加されておられました。

そして演武大会の後、瀧田塾(千葉県船橋市津田沼駅)で稽古をされていました(上記画像)。

広く快適で、このように素晴らしい道場では、山本先生は生き生きと、とても楽しそうに稽古をされていたように思います。

稽古、懇親会の後は、津田沼のホテルの山本先生の部屋に改めて集合し、深夜まで山本先生と(お酒をチビリチビリ飲みながら)お話するのが恒例でした。

先生からその日の全日本演武大会の感想をお聞きするのは楽しかったです。

今年も全日本の後には瀧田塾で稽古し、山本先生と泊まったホテルに宿泊しました。

山本先生がそばにおられるかのように過ごさせていただきました。

 

なお瀧田塾での山本先生の画像の本ブログの掲載は、瀧田先生にご承知いただいています。転載はお控えください。

山本益司郎先生の乗りと親指のご指導

山本益司郎先生の乗りと親指のご指導です。

山本先生は乗りと親指について次のようにご指導されたことがありました。

「(自分が相手の手に)乗ると方向性ができてしまう(1枚目の画像)。

 (これが)「乗り」である。

 剣(を持った場合)でも(剣の)柄元が方向性であり、(鍔側の)右手でその上に乗っている感じである。

 これは形ではなく、エネルギーの使い方である。

 (片手取で)特に親指が方向性になっている(2、3枚目の画像)。

 親指が伸びながら、乗っている。」


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山本益司郎先生の両手取呼吸投(円転)と水晶玉のご指導

山本益司郎先生の両手取呼吸投(円転)と水晶玉のご指導です。

山本先生は両手取呼吸投(円転)と水晶玉について次のようにご指導されたことがありました。

「水晶玉を忘れない。

 大きな水晶玉を作る。

 (水晶)玉が中心になる。

 (円転して)水晶玉を動かして、(相手が動いて)相手が自分の前に来る(相手が自分の前を通っていく)ように行う。

 大きな水晶玉を動かす。

 (水晶玉が)大きければ大きいほど小さな中心ができる。

 それが内外である。

 内の方を作ろうとすれば固まってしまうから、まず外(の方の水晶玉)を作りましょうという感覚である。

 そうすればその真ん中に中心が発生する(下記画像)。」


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山本益司郎先生の両手取呼吸投(円転)のご指導

山本益司郎先生の両手取呼吸投(円転)のご指導です。

山本先生は両手取呼吸投(円転)について次のようにご指導されたことがありました。

「円転だけを行う(下記画像)。

 (自分が)円転して、(自分が円転することによって)相手が(自分の)前を通って、(相手が)止まったら(今度は自分が逆方向に)入る。

 (円転するとき)取りの(円転の外側の)手は(相手の内肘の上に)乗るようにしておく。」

 

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山本益司郎先生の抜き手と親指のご指導

山本益司郎先生の抜き手と親指のご指導です。

山本先生は抜き手と親指のご指導について次のようにご指導されたことがありました。

「(次に、交差持ちで持たせた自分の)手が上がったところで(空いている方の手で受けの手を捉え)抜き手をする(1枚目の画像)。

 その場所(抜くところ)を理解する。

 手がどこに触れているかということである。

 四指と親指について、そこで(交差取なら、取りは、相手の親指で)全部制している(2、3枚目の画像)。

 だから、四指と一指(親指)はとても大事である。

 そこに(四指と一指の間に自分の)手が入っているということである。

 気持ちよく触れているよということである。

 そこで、(手が上がったところで手を)抜いてみる。抜き手は、(相手の四指と一指の)間から抜く。」

 

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山本益司郎先生の第一教の下ろし方(剣、徒手)のご指導

山本益司郎先生の第一教の下ろし方(剣、徒手)のご指導です。

山本先生は第一教の下ろし方について次のようにご指導されたことがありました。

「(一教の)下ろし方である。

 剣の感覚では「エイッ、ヤーッ」とスーッと上がって下す(1、2枚目の画像)。

 一見(わからないかもしれないが)、きっちりと中心は入っている(ご自分の肚の方向を示された)。

 それで下ろす。

 それで少しでも袈裟に切ればこう入る(3枚目の画像)。

 (剣の)一教でも「エイッ、ヤーッ、スーッ」とこうなる(4枚目の画像)。

 だから(徒手での)これと同じである(5枚目の画像)。」

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山本益司郎先生の交差取第一教のご指導5

山本益司郎先生の交差取第一教のご指導5です。

山本先生は交差取第一教について次のようにご指導されたことがありました。

「(相手の持たせた手の)指、剣先は柔らかく入っていないと(いけない)、素直に伸びていないと(いけない)。

 (指は)開いてなければ(いけない)。

 (持たれたところに)力を入れるのではない。

 (相手の肘が上がるようにあげて)肘が上がってくる(と相手は落ちる)。」

山本先生は普段から、剣先、指先について厳しくご指導くださいました。

手首と指先を曲げてはいけないと厳しくご指導くださいました。

そしてこのように持たせた方の手の指先を見せてくださいました。


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山本益司郎先生の交差取第一教のご指導4

山本益司郎先生の交差取第一教のご指導4です。

山本先生は交差取第一教について次のようにご指導されたことがありました。

「(持たせた手が上がるときは)相手の手の外側を(自分の)剣が回っている感じである。

 そうすれば(持たれた場合も)手は上がりやすい。ぶつからないように(行う)。

 (仮に)ぶつかるようであれば、逆に言えば離れるぐらいである(山本先生は離れながら当身を入れられた。下記画像)。」

 

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山本益司郎先生の交差取第一教のご指導3

山本益司郎先生の交差取第一教のご指導3です。

山本先生は交差取第一教について次のようにご指導されたことがありました。

「だいたい(交差取のときは)上から持たれることが多い。

 下から持たれることは少ない(下から持たれたら業が変わって交差取入身投)。

 そのときは(入身投に)こう(一歩)入ればいいだけである。

 (普通に上から持たれたときは)自分の手は柔らかくこう回っているということである(1枚目の画像)。

 (相手に)上から乗られた剣は、極端にいえばこう返さないと入っていかない(2枚目の画像)。

 (徒手での交差持ちも)それと同じ理屈である。」

 

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山本益司郎先生の交差取第一教のご指導2

山本益司郎先生の交差取第一教のご指導2です。

山本先生は交差取第一教について次のようにご指導されたことがありました。

「相手のラインに気をつけて行う。

 相手の手はこのラインに来ている。

 (ただし、いまは)中心軸で(上がるので)はない。

 そうではなく(相手の)肩のラインで入って(上がる)。

 相手の肩のラインを摺り上げる(1枚目の画像)。

 相手の肘が曲がるようなところが上がって下りてくる。

 (交差取のとき)持たれて、(取りの)剣はこう回っている(2枚目の画像)。

 それで下からドーンっと上がる(3枚目の画像)。

 (これは)手の入り方である。」

 

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山本益司郎先生の交差取第一教のご指導1

山本益司郎先生の交差取第一教のご指導1です。
山本先生は交差取第一教について次のようにご指導されたことがありました。
「(いままでで)左右を行ったので(内側、外側の円転で行ったので)、今度は真ん中である(真ん中で上がって、下りる。1枚目の画像)。
 剣がそのまま「ヤーッ」とこう上がる(2枚目の画像)。
 (円転しないで)真ん中で上がる。」

 

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山本益司郎先生の円転(外側)と交差取第一教のご指導2

山本益司郎先生の円転(外側)と交差取第一教のご指導2です。

山本先生は円転(外側)と交差取第一教について次のようにご指導されたことがありました。 

「(外側の円転は)剣がここに入る(1枚目の画像)。

 それで上げる。

 (外側の円転をするときは)手が返る。

 (内側の円転は)剣を落とすような感じであった(剣を下段にして円転する。2枚目の画像)。

 今度は(外側の円転は)剣がスッと返る(3枚目の画像)。

 (これは)手の内である。

 (持たせた)腕と関節が柔らかく動いている。

 (剣が返って)剣が相手に乗っているような感じである。

 (例えば)入身でも剣が乗っている。そんな感じである(4枚目の画像)。」

 

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山本益司郎先生の円転(外側)と交差取第一教のご指導1

山本益司郎先生の円転(外側)と交差取第一教のご指導1です。

山本先生は円転(外側)と交差取第一教について次のようにご指導されたことがありました。
「今度は(内側とは)逆で、外側に出る(外側に出て円転する。下記連続画像)。

 剣がこう(下記画像なら左側に)返ったようなものである。

 二教にしてもいいが、そのまま元に戻して(上がって、第一教)。

 (円転してそのまま手を)下ろしてもいいし上がってもいい。」

 

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