合気道研修会道場の稽古生のページ

合気道研修会道場で稽古している稽古生渡邉のブログです。大阪市北区の中崎町駅(地下鉄谷町線)から徒歩3分の場所にある合気道研修会中崎道場(研修会道場の本部道場。大阪府大阪市北区中崎2丁目3ー12傍島ビル4階)に所属し、指導員もしています。

山本益司郎先生の上げ潮、引き潮のご説明

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山本益司郎先生の上げ潮、引き潮のご説明です。 

「広がるのは引き潮である。これが上げ潮(でまとまる)。

わだつみの神の上げ潮、引き潮の縦軸に重みが乗っている。これは引力である。筋力ではないのである(上記の画像)。

植芝盛平先生の口述本に全部、具体的に説明してある。それを(各自が)どう入口を読み解くかは別だが、植芝先生の本ほど説明している本はない。

肚を使うことについて、「息を出す折には丸く息をはき、ひく折には四角になる」(高橋英雄編著「武産合気」白光出版45頁)とある。

ひく折とは、入れる折には四角に入れなさいよということである。吐き出すときには丸く吐き出しなさいよということである。

入れるときには上がってしまうのである。

四角は(前後左右と)両方からなっている。

だから、スッと上がってしまう(下記画像)。

呼吸力で(上がってしまう)。呼吸法である。別に筋肉なんか考えない。潮が引いて、満ちてくる(二人取)。体中を完全に使い切って行う。」


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