山本益司郎先生の肚のご指導です。
「重力は誰でも持っている。子どもでも持っている。そのことに気が付けばいいだけである。したがって、理というのは極めて当たり前のことである。
頭、顔を使う。目は光のスピードと同調するもので、耳は音のスピードと同調する。相手が来たのを光のスピードで向こうへ持っていけばいいだけである。我々が生まれながらに頂いているものをどう使うかということである。これが植芝盛平先生の思考方法である。
次は、肚である。正座し、それから膝立ちとなって肚をドーンと広げる。次に、肚をすぼめる(正座に戻る)。肚を広げて、すぼめる。すぼめるときはブラックホールに吸い込まれるごとくである。そうすると、縦軸ができる。両手を合わせて手が上がって膝立ちになり、こういう縦軸である(上記画像)。
筋肉じゃなくて、肚である。そうすると、(相手に手を)持たれてもスッと入って、スッと落ちる。」